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有効性評価試験・保湿作用評価試験

■ 角層水分量測定

皮膚表面から約15μm(主に角層)に含まれる「水分量」を瞬時に測定します。

水分以外の物質の影響を受けにくく、再現性の高い測定が可能です。

また、プローブに内蔵されたバネにより、同一圧力で計測が可能です。

角層水分の経時的な変化を測定し、スキンケアの基本である保湿効果を評価することができます。

■ 油分量測定

皮脂には、保護作用として、皮膚表面からの水分の過剰な蒸散を防ぐことや外部からの異物の侵入を防ぐ役割があるとされております。 
皮膚表面に分泌された皮脂を機器にセットされているテープに付着させて、光の透過度を測ることで「皮脂分泌量」を測定します。 

■ 経表皮水分蒸散量

経表皮水分蒸散量とは、体内から無自覚のうちに角層を通じて揮散する水分量のことで、TEWL

と略記されます。皮膚の重要な機能の一つであるバリア機能を反映する指標として用いられます。

たとえば,肌荒れをすると経表皮水分蒸散量が増加し、肌荒れ時の角層のバリア機能の低下が

示唆されます。

本試験では、中心が開いた円筒形のチャンバーで、皮膚表面が蒸れにくく、自然な皮膚の状態を

測定できます。

美白作用評価試験

■ メラニン生成抑制作用

B16メラノーマ細胞(癌化したマウスのメラノサイトのことで、マウス黒色腫細胞株とも呼ばれる)を用います。

美白作用の期待できる成分や化粧品を添加し、メラニン生成抑制力を評価を行います。

■ シミ画像測定

シミとは、表皮メラノサイトがメラニンを過剰に生成した結果,皮膚に褐色の色素が沈着、発生し た状態のことを言います。 
通常シミと呼ばれるものには、老人性色素斑、肝斑、母斑、そばかす(雀卵斑)、黒皮症、炎 
症後の色素沈着などが含まれます。 
3方向にセットされていますLED搭載のマイクロスコープを使用することで、シミの画像を鮮明に測定することが出来ます。 

■ 肌メラニン量測定

メラニンとは、ヒトを含む動物などにおいて形成される色素であり、

メラニン色素とも呼ばれます。

メラニンは、表皮の基底層にあるメラノサイトによって生成され、メラノサイトは紫外線などの刺激を受けるとメラニンを作り出します。これは、バリア―ゾーンを形成し、肌細胞が紫外線の刺激を受けないようにするためです。しかし、紫外線などの刺激を過剰に受けるとメラニン色素も過剰 に生成されるため、排出しきれなかったものが残り、シミとなってしまうのです。

3 種類の波長の光を皮膚に照射し、その反射光を測ることで、皮膚の色を構成する「メラニン」の濃さを瞬時に測定・数値化することができます。

抗酸化作用評価試験

■ SOD様作用

SOD とは、スーパーオキシドディスムターゼのことで、細胞内に発生した活性酸素を分解する活性酸素の一種です。細胞内のSOD活性は、年齢とともに低下していき、老化の要因と1つと考えられて言います。

SODの消去活性を測定します。

■ DPPH消去能

DPPHラジカルという人工的に作られたラジカルに対する消去能を測定します。DPPHラジカルは 溶媒に溶かすと紫色をしています。この溶液に抗酸化物質を含む抽出液を加え、色の吸光度を測定し抗酸化力を評価します。 

■ 過酸化脂質生成抑制

過酸化脂質は、不飽和脂肪酸が活性酸素や紫外線などにより酸化されてできる物質で、組織障

害や老化の原因と考えられています。

過酸化脂質生成抑制作用を評価することができます。

抗老化作用評価試験

■ コラゲナーゼ阻害

コラゲナーゼは、コラーゲンを分解する酵素で、その酵素活性を阻害することによりコラーゲンの

蓄積が促進すると考えられています。コラゲナーゼの活性化は真皮の主要成分であるコラーゲン

繊維の減少によるシワ、タルミなど皮膚老化につながるとされています。コラゲナーゼを阻害する

ことにより皮膚老化予防効果が期待される。

コラゲナーゼを使用して測定物質の阻害効果を評価します。

■ エラスターゼ阻害

エラスターゼは、コラーゲンとともに結合組織の機械特性を決定している弾性繊維のエラスチン

を分解する酵素です。エラスターゼによってエラスチンが減少すると、シワやたるみなど老化の原

因となります。

弾性繊維であるエラスチンの産生促進率を測定します。

■ 細胞賦活作用

細胞賦活作用とは、細胞全体の保護と活性化を行うことです。

乾燥もシミもシワも、皮膚がダメージを受けている状態です。ダメージを受けた皮膚を修復・再生

するには、細胞の活性力を上げなければなりません。

細胞の増殖率を測定して、細胞賦活作用の評価を行います。

■ コラーゲン産生促進作用

コラーゲンは、主に脊椎動物の真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつです。多細胞動物の細胞外基質の主成分であり、ヒト体内に存在しているコラーゲンの総量は、全タンパク質の約30%を占めています。

Ⅳ型コラーゲン量の測定を行います。

抗炎症作用評価試験

■ 紅斑測定

紅斑は、毛細血管拡張などが原因で皮膚表面に発赤を伴った状態です。原因として、マッサージ、電気的処理、ニキビ、アレルギー、運動、日焼け、毛のワックス処理や引き抜きなどです。これら が、毛細血管の拡張を引き起こし、結果として発赤を起こします。 
3種類の波長の光を皮膚に照射し、その反射光を測ることで、ヘモグロビンの濃さを測定します。 

抗ニキビ作用評価試験

■ ポルフィリン測定

ニキビの原因菌であるアクネ菌は、「皮脂を好み、酸素を嫌う」という特徴があります。アクネ菌は皮脂を原料とし、その代謝物(排泄物)が「ポルフィリン」です。

UV照射可能なマイクロスコープを用い、皮膚表面に存在するポルフィリンの測定を行います。

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肌状態評価試験

■ きめ測定

きめとは、肌表面に無数に存在します皮溝と皮丘から形成されています。この皮丘の大きさが揃っていない状態が、一般的にきめが整っておらず、きめが粗い状態と言われます。 
マイクロスコープにより、キメ指数を測定します。 
また、反射用3Dレプリカ解析システムを用い、キメの個数、体積、面積等を測定します。 

■ シワ測定

シワとは、肌表面に存在する皮溝が深くなることで発生します。 
シワは、「表皮性」と「真皮性」の2種類に大きく分類されます。 
「表皮性」とは、ターンオーバー(新陳代謝)の低下や水分不足によってできる浅いシワ、「真皮 性」とは、皮膚の奥でハリを保つ働きをするコラーゲン減少などによってできる深いシワとされています。 
反射用3Dレプリカ解析システムを用い、シワの個数、体積、面積等を測定します。 

■ 肌pH測定

肌pHは、皮脂膜のことを指し、健康的な皮脂膜のpHは、4.5~6.5pHの弱酸性とされています。

皮脂分泌が活発なオイリー肌は酸性、乾燥肌はアルカリ性に傾くとされています。

ガラス電極法を用い、内部緩衝液に満たされたガラス電極と隔膜を通して外部の溶液の状態をあらわす参照電極の間に生じる電位差によりpH値を測定します。

■ 皮膚粘弾性測定

老化によって、皮膚のはりや弾力が低下することで、シワやたるみの原因となります。吸引方式により、皮膚粘弾性を測定します。 

■肌表面温度測定

サーモグラフィーにより、肌表面の温度を測定します。

温感効果のある化粧品やマッサージなどによる血流効果などを調べることが出来ます。

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■ テープストリッピング角層診断

角層は、皮膚の最外層に位置し、表皮角化細胞が角化した扁平な角層細胞が重なった層です。

細胞と細胞との間は角層細胞間脂質で満たされています。角層は、角層細胞が15層ほど重なり、

平均的には約10~20μmの厚さです。バリア機能や保湿機能に大きく関わっています。

専用のテープを用い、角質を採取し、HE染色法を用い、角質の状態を調べることが出来ます。

■ 顔画像解析装置

正面と左右の3方向からの撮影ができ、「色素沈着」、「赤み」を3段階のレベルに分類することが

可能です。また毛穴は、 「開きの目立つ毛穴」 、 「開きの大きい目立つ毛穴」 、 「黒ずみの目立つ毛穴」 の3パターンを解析することが出来ます。

安全性評価試験

■ 皮膚一次刺激性試験

皮膚感作テスト用テープを用い、24時間貼付をし、剥離1時間後に皮膚科専門医の判定のもと、皮膚刺激の評価をします。

■ 眼刺激性試験

従来は、アルビノのウサギの眼に試験物質を添加する試験でしたが、本試験では、ウサギの角膜

由来細胞(SIRC細胞)を使用した動物試験代替法を用い、細胞生存率から被験物質の眼刺激

性を評価します。

■ 感覚刺激

スティンギングテスト(低刺激化粧品テスト)では、スクリーニングを行い、敏感肌パネラーに選定された被験が、試験物質を使用します。

ぴりぴり感、ヒリヒリ感、ツッパリ感、かゆみなど通常紅斑や浮腫のような炎症性症状は伴わず、

一過性に消失する反応を評価します。

■ 単回毒性

ヒトが被験者物質を誤飲・誤食した場合の急性毒性反応を評価します。

SIRC細胞を被験物質に投与し、被験物質の細胞毒性の強さを、細胞の50%が死滅する被験物

質の濃度(50%阻害濃度:IC50)で評価します。

遺伝子解析試験

■ 遺伝子解析

温度、時間を制御したプログラムを使って、遺伝子を増幅します。増幅した遺伝子を解析して、敏感肌かどうか等、お肌の遺伝子情報を得ることができます。

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